てくてく

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お久しぶりの更新です!
最近少し忙しかったりイーガ団の相手をしていたりで滞ってしまいました。
良くも悪くも気楽にやれてる証かな?と楽観的に考えてます。
義務感でやると長続きしなくなってしまいますからね……(経験談です)

さて、GitHubActionsでWebサイトの更新を自動化したいっ!で当サイトもお世話になっているWitchServerのやり方は分かり次第、と載せていました。
やり方がわかったのはだいぶ前なのですがWitchServerさんで簡単てがろぐインストールができるようになったので、これに乗じて記事にしました。


WitchServerの対応に対応するてがろぐ制作者にしし様もやはりつよい……
それではさっそくやり方をご紹介しますっ!

今回の環境
・Windows10
・GitHub
・Sourcetree
・WitchServer

Actions secrets
暗号化の設定の仕方は前回を御覧ください。
設定する暗号化は以下の通りです。

①FTPサーバー
Name:FTP_SERVER
Secret:提供ドメイン
([契約時決めたもの].witchserver.netあるいは[契約時決めたもの].witchserver.net)
こちらの情報はコントロールパネルのご契約情報から確認できます。
20230521160224-admin.png

②FTPユーザー名
Name:FTP_USERNAME
Secret:FTPユーザー名

③FTPパスワード
Name:FTP_PASSWORD
Secret:FTPパスワード

FTPユーザーの追加はコントロールパネル「FTP設定」で追加できます。
デフォルトでは追加されていなかったはずなので、設定しておきましょう。
複数ユーザーを追加した場合、②と③は一致しなければ接続できないので注意が必要です。

yml
ここが一番の肝ですね!
WitchServerさんはFTPS通信のみ対応しているので、FTP Deployを利用したymlの記述方法も変わってきます。

まずは全文お見せします。
on: push
name: Deploy website on push
jobs:
  web-deploy:
      name: Deploy
      runs-on: ubuntu-latest
      steps:
      - name: Get latest code
        uses: actions/checkout@v3

      - name: Sync files
        uses: SamKirkland/FTP-Deploy-Action@v4.3.4
        with:
          server: ${{ secrets.FTP_SERVER }}
          username: ${{ secrets.FTP_USERNAME }}
          password: ${{ secrets.FTP_PASSWORD }}
          protocol: ftps
          server-dir: サーバーディレクトリ
          local-dir: ローカルディレクトリ


中身を見ていきます。
on: push
これは前回記述した
on:
  push:
    branches:
      - main

と同じ意味です。
前回は「mainブランチがプッシュされたら」とブランチを分けて使う場合を考えての記述でした。
もし別のブランチを利用している場合は、前回と同じ記述にします。
今回のこの記述は「すべてのプッシュに対して」動作します。
別途ブランチ設けていない場合は、一行で済みますということでご紹介しました。

- name: Get latest code
  uses: actions/checkout@v3

前回はv2を使用しました。FTP Deployはどうやら4.3.3以降を使う場合、v3を使わないと動作しないようです(参考:Deploy error on actions/checkout@v2)。
なので最新バージョン(2023/04/03現在)を利用します。

- name: Sync files
  uses: SamKirkland/FTP-Deploy-Action@v4.3.4

最新バージョンを利用しないとエラーを吐かれデプロイできません(4.3.3は未確認なのでわかりませんが…)。なので最新バージョンを利用します。
前回は@4.3.2の利用でした。今回のバージョンは@v4.3.4と「v」が入ってるのでお忘れないよう。
vを抜くと動作しません。

with:
    server: ${{ secrets.FTP_SERVER }}
    username: ${{ secrets.FTP_USERNAME }}
    password: ${{ secrets.FTP_PASSWORD }}
    protocol: ftps
    server-dir: サーバーディレクトリ
    local-dir: ローカルディレクトリ

server、username、passwordは前回と同じ記述です。
重要なのはprotocol: ftpsです。
FTP DeployはデフォルトがFTP通信なので、FTPS通信だと明示します。
これがないとWitchServerへはデプロイできません。必ず記述しましょう。

server-dirは/public_html/アップしたいディレクトリ名/を入れます。
コントロールパネルのドメイン設定から、デプロイしたいドメインのパスを記述してください。
local-dirは前回と同じで、設定しない場合はroot以下が対象です。

GitHub管理したいけどサーバー同期はしないファイルやフォルダがある場合は、excludeを記述します。そのあたりは前回記事にありますのでそちらをご覧ください。

上記ymlでWitchServerへデプロイできるかと思います。

注意点
0バイトファイルはActionsでアップロードしない
原因はわからないのですが、0バイトのファイルをあげるとエラーになります。
もし0バイトのファイルが入ったものをデプロイしようとすると、中途半端なデプロイになりサーバーに上がったファイルと上がらないファイルが発生します。
GitHubからActionsを確認すると以下のようなエラーが発生します。
Error: 139787667785600:error:1408F10B:SSL routines:ssl3_get_record:wrong version number:../deps/openssl/openssl/ssl/record/ssl3_record.c:308:
 (control socket) {
  library: 'SSL routines',
  function: 'ssl3_get_record',
  reason: 'wrong version number',
  code: 'ERR_SSL_WRONGVer 4.0.0NUMBER'
}
Error: Error: 139787667785600:error:1408F10B:SSL routines:ssl3_get_record:wrong version number:../deps/openssl/openssl/ssl/record/ssl3_record.c:308:
 (control socket)

こちらのIssueで「0バイトファイルのせいだったみたい!OpenSSLのバグかも?」とコメントがあったので0バイトファイルを除外したら無事デプロイできました。ただ本当にOpenSSLのバグかどうかは不明です。
なお、GitHubにあげるだけなら大丈夫だと思うのでymlにexcludeを追記し0バイトファイルをアップロードしないやり方も使えると思います。

「0バイトファイルって空っぽじゃん。そもそもあげなくない?」と思うでしょう。
配布プログラムなどを利用している方は、ディレクトリ内に0バイトファイルがある可能性があります。
私の場合は、do様配布のいいねボタン改を利用しており、その中に0バイトファイルがあったことから発生したエラーでした。
いいねボタン改を利用している方は、いいねぼたん改フォルダ内のdatas > setting > deny.datはFTPツールで別途サーバーへアップロードしたほうが良いかと思います。
FTP DeployはこのActionsを使ってアップロードしたものを管理しているので、FTPツールで別途アップロードしたファイルは対象外になります。
いいねボタン改の中身をいじっていなければ、いっそこちらのファイルまるまるGitHubではなくFTPツールで管理したほうが楽かもしれないですね。
一度設置すればあとはアップデート以外触ることはほぼ無いと思うので、GitHub管理の対象にしなくても良さそうと個人的には思います。

たまに失敗する
エラー文章を残してないので申し訳ないのですが、たまにデプロイに失敗します。
毎回ではないのですが、CORESERVERやリトルサーバーは失敗したことないので比較するとたまに程度ではありますが失敗します。
その場合はGitHubのActionsから手動で再度実行すると成功します。
今後エラーが分かり次第こちらに記載します。

デプロイできるようになるまでに発生したエラー
下記のエラーは①protocolをftpsに指定 ②最新バージョン利用で解決したものです。
なのであまり参考にはならないかも知れませんが、自分のためにも載せておきます。
ちなみに失敗しまくってるのがこの画像からわかります。
何かと失敗しまくった残骸
何かと失敗しまくった残骸

テストで別ドメインで試したりもしたので画像のがすべてではないのですが、まあまあ苦戦しました。

エラー① protocol未指定
FTPError: 530 Non-anonymous sessions must use encryption.
    at FTPContext._onControlSocketData (/home/runner/work/_actions/SamKirkland/FTP-Deploy-Action/4.3.2/dist/index.js:5254:39)
    at Socket.<anonymous> (/home/runner/work/_actions/SamKirkland/FTP-Deploy-Action/4.3.2/dist/index.js:5095:44)
    at Socket.emit (events.js:314:20)
    at addChunk (_stream_readable.js:297:12)
    at readableAddChunk (_stream_readable.js:268:11)
    at Socket.Readable.push (_stream_readable.js:213:10)
    at TCP.onStreamRead (internal/stream_base_commons.js:188:23) {
  code: 530
}
Error: FTPError: 530 Non-anonymous sessions must use encryption.

FTPが暗号化していない仕組みなこともあり「暗号化せい」というようなことを言われてます。
protocolをFTPSにしたらこのエラーは消えました。
※前回記事のymlでやって失敗してます。

エラー② タイムアウト
Error: Timeout (control socket)
    at Socket.<anonymous> (/home/runner/work/_actions/SamKirkland/FTP-Deploy-Action/4.3.2/dist/index.js:5288:58)
    at Object.onceWrapper (events.js:420:28)
    at Socket.emit (events.js:314:20)
    at Socket._onTimeout (net.js:483:8)
    at listOnTimeout (internal/timers.js:554:17)
    at processTimers (internal/timers.js:497:7)
Error: Error: Timeout (control socket)

protocolにFTPSを追加して試したもの。初動だと全データアップロードするのでどうしても時間はかかってしまうが、タイムアウトするほどの量ではない。が、タイムアウトと言われたからには時間がかかりすぎていたのかも知れない…。
この時点ではcheckoutはv2、FTP Deployは4.3.2でやってます。
最新バージョンにしたらタイムアウトしなくなりこのエラーも出なくなりました。
最新バージョンは未指定だと30000ミリ秒=30秒でタイムアウトします。なので過去バージョンはもっと短かったか、サーバー側から切られたからのどちらかが原因かなと考えてます。

エラー③ ネットワークストリームの読み取りに失敗
FTPError: 426 Failure reading network stream.
    at FTPContext._onControlSocketData (/home/runner/work/_actions/SamKirkland/FTP-Deploy-Action/4.3.2/dist/index.js:5254:39)
    at TLSSocket.<anonymous> (/home/runner/work/_actions/SamKirkland/FTP-Deploy-Action/4.3.2/dist/index.js:5095:44)
    at TLSSocket.emit (events.js:314:20)
    at addChunk (_stream_readable.js:297:12)
    at readableAddChunk (_stream_readable.js:268:11)
    at TLSSocket.Readable.push (_stream_readable.js:213:10)
    at TLSWrap.onStreamRead (internal/stream_base_commons.js:188:23) {
  code: 426
}
Error: FTPError: 426 Failure reading network stream.

これがとてつもなく苦労した。
同じ問題を抱えたIssueで「このエラーは特定のホスティングサービス(サーバーのことだと思われる)で発生するみたい」のコメントや、vsftpd(FTPの相手をしてくれるサーバー側のプログラム)で同じ問題が起こるコメントもあり、さらにvsftpdを調べていくとvsftpdでSSL/TLS(暗号化技術の1つ。FTPSのSの意味がこれ)を利用するには設定が必要で~~とかApacheの設定をいじると使える~~~とか……
要するに、サーバー側の設定の問題でこちらではどうしようもないこと、なのだろうと解釈してます。
ただ、FTP Deployのバージョンを最新バージョン(4.3.4)にしたらこのエラー出なくなりました。
サーバーサイドは未履修なので結局の原因は分からずじまいなのがもやもやするものの、ひとまず動いたのでよしとします。

最後に

些細な独り言を拾ってくださる、まさに「サポートの手厚い」サーバーさんです。
ちなみにツイートの件は上記エラー③のことで解消されたと報告済みです。その後のレスもありご丁寧に対応していただきありがたい限りです。
冒頭でお伝えしたてがろぐについてもそうですが、最近技術ブログを開始されました。

こちらの記事の中をみたところ、色んなサイトでお見かけする「phpを使うと共通部分楽に管理できるよ!」と言った内容だけでなくSSIやJavaScript、jQueryでのやり方まで載せてくださっています。
ローカルでphpの確認が難しい環境でのサイト運営の場合、JavaScriptやjQueryでのやり方が分かればとても助かりますよね!
こうした側面からもWitchServerさんは個人サイト運営者に寄り添ってくれる素晴らしいサーバーさんですので、ぜひおすすめします。

関連記事
GitHubActionsでWebサイトの更新を自動化したいっ!

参考・リンクまとめ
※敬称略
WitchServer
WitchServer てがろぐ設置マニュアル
魔導書と杖 WitchServer公式技術ブログ
てがろぐ WitchServerでのセットアップ手順
FTP Deploy
Deploy error on actions/checkout@v2
FTP Deploy checkoutバージョンエラー
FTP Deploy 0バイトエラーIssue
FTP Deploy ネットワークストリーム読み込みエラーのIssue
do
いいねボタン改
当記事はQiita版があります。
Qiita版はこちら
今回はGitHubActionsの方に絞ってご紹介いたします。

サイトの更新をもっと楽にしたい!
そんな自堕落を突き詰めた結果、GitHubActionsを利用することでボタンポチッで更新ができると知りました。
今回はその備忘録を残します。

この記事で最終的にできるコト
  • サーバー上にあるファイルとの同期(削除されたファイルも含め)
  • 特定のファイルやディレクトリをあげないようにする
    • 下書きなどGitHubで管理したいけどサーバーには上げたくない場合


今回の環境
  • Windows10
  • GitHub
  • Sourcetree
  • Value DomainのCORESERVER
  • リトルサーバー

当サイトはWitchServerを使用していますが、WitchServerでのやり方は現在模索中なのでお待ちくださいませ…。 こちらに投稿しました!→GitHubActionsでサイト自動更新【WitchServer編】

Actions secrets
暗号化の設定をしておきましょう。
設定はリポジトリのSettings→左カラムSecurity項目のSecrets and variables→Actionsにあります。
「New repository secret」という緑のボタンがあるので、そこから設定していきます。
ボタンを押すと「Name」「Secret」の記入項目が出てきます。

①FTPサーバー
Nameに「FTP_SERVER」、SecretにFTPサーバー名を入れ「Add secret」で追加します。
FTPサーバー名は契約しているサーバー毎に異なります。
CORESERVERでは「ホスト」、リトルサーバーでは「FTPサーバー」にあたります。

②FTPユーザー名
Nameに「FTP_USERNAME」、SecretにFTPアカウント名を入れ追加します。
CORESERVERでは「アカウント」、リトルサーバーでは「FTPアカウント」にあたります。

③FTPパスワード
Nameに「FTP_PASSWORD」、SecretにFTPアカウントに紐づいているパスワードを入れ追加します。
CORESERVERでは「パスワード」、リトルサーバーでは「FTPアカウント」にあたります。

CORESERVERでは新コントロールパネルのサイト設定→FTP設定から上記設定が見れます。
20230402232513-admin.png

リトルサーバーではコントロールパネルのパネルホームでFTPサーバーが見れます。
202304022325131-admin.png
リトルサーバーでのFTPアカウントやFTPパスワードは契約時に設定したものです。

また、サーバー内のディレクトリもSecretにしたい場合は「SERVER_DIRECTORY」などと設定しても良いでしょう。


ymlを書くぞ!
いよいよymlを作ります。
リポジトリのActionsで「set up a workflow yourself」を選択。
下の方にスターターセットみたいな感じでいろいろありますが、今回は直接打って設定するのでスルーします。
「set up a workflow yourself」は一番上の「Get started with GitHub Actions」の下2行目あたりにあります。

ymlの名前は何でもいいです。今回はデフォルトの「main.yml」のままにします。
まず全文お見せします。
on:
  push:
    branches:           
      - main   
name: FTP Deploy and Push
jobs:
  web-deploy:
      name: Deploy
      runs-on: ubuntu-latest
      steps:
      - name: Get latest code
        uses: actions/checkout@v2

      - name: Sync files
        uses: SamKirkland/FTP-Deploy-Action@4.3.2
        with:                                       
          server: ${{ secrets.FTP_SERVER }}     
          username: ${{ secrets.FTP_USERNAME }}
          password: ${{ secrets.FTP_PASSWORD }}
          local-dir: ローカルディレクトリ
          server-dir: サーバーディレクトリ
          exclude: |
            **/.git*
            **/.git*/**
            **/node_modules/**
            **/test/**
            **/test-*/**
            **/test-*.html


中身を見ていきましょう。
on:
  push:
    branches:           
      - main   

pushしたらmainブランチにActionsを走らせます。
別のブランチでActionsを走らせたいときはmainを走らせたいブランチ名にしましょう。

- name: Sync files
  uses: SamKirkland/FTP-Deploy-Action@4.3.2

FTP Deploy を使用します。
私が自分の環境に実装したときは4.3.2でしたが、数週間前に最新バージョン4.3.4が出ています。
そこまで大きく内容は変わらないと思いますが、最新バージョンを使う際は上記リンクから内容を確認して実装してください。
過去バージョン(2.*.*や3.*.*)と現在は結構書き方が変わっているので、何らかの事情で過去バージョンの使用を検討している方は要注意です。

with:                                       
    server: ${{ secrets.FTP_SERVER }}     
    username: ${{ secrets.FTP_USERNAME }}
    password: ${{ secrets.FTP_PASSWORD }}
    local-dir: ローカルディレクトリ
    server-dir: サーバーディレクトリ

Secretで設定したものがここにはいります。FTP_SERVERなどの部分は設定したNameと一致しなければ正常に動作しません。
「secretsに設定したFTP_SERVERを使います」の明示です。

local-dirは設定しない場合はroot以下が対象になります。
私の場合、
root/
├.git
├.github
└main/inde.htmlなど内容物
とサイトにあげたい内容をmainフォルダに入れているので
local-dir: ./main/と記入しています。

サーバーディレクトリはSecretで設定している場合は
server-dir: ${{ secrets.SERVER_DIRECTORY }}になるかと思います。
契約しているサーバーによって変わりますが、例えばexmaple.comというドメインであれば
CORESERVERなら「/public_html/exmaple.com/」
リトルサーバーなら「/pub/exmaple.com/」が入ります。

exclude: |
    **/.git*
    **/.git*/**
    **/node_modules/**
    **/test/**
    **/test-*/**
    **/test-*.html

これは「GitHubで管理したいけどサーバーにはまだあげたくない!」というファイルやディレクトリがある場合に記述します。特にそういったものがなければ、この項目はまるっと消して大丈夫です。
「**/.git*」「**/.git*/**」は「.github」ディレクトリや「.gitignore」などのことです。
「**/node_modules/**」は個人サイトで使用することはほとんどないんじゃないかなと思うのですが、Node.jsなどのサーバーサイドのプログラムモジュールのことだと思います。
先程も言った通り「あげたくないものはない」のであれば「exclude」以下はすべて消していいのですが、サーバーにあげないファイルを設定する場合は「**/.git*」「**/.git*/**」「**/node_modules/**」は必須です
むしろこれがないと正常に動作しません。
こちらのIssuesにその旨がかいてあったのと、普通にドキュメントにも書いてありました。
私はこれに気付かず苦戦を…ドキュメント、ダイジ

「**/test/**」「**/test-*/**」「**/test-*.html」が本命のサーバーにあげないファイルです。
ワイルドカードを使っていますが直接の指定も可能です。
「**/test/**」……すべてのtestフォルダ以下にあるものすべて
「**/test-*/**」……すべてのtest-から始まるフォルダ以下にあるものすべて
「**/test-*.html」……すべてのtest-から始まるhtmlファイル
という感じです。
私はよく「編集途中だけどGitHubにはあげたい!でも編集途中だからサーバーにはあげたくない!」ということがよくあるので、そういうときに重宝しています。
サンプルとしてそれぞれ「test」としていますが「sample」でも「sitagaki」でも何でも大丈夫です。
サーバーにあげたいファイルやフォルダとは異なる名前であればOK!

ymlを書いたらコミットしましょう。
ymlはGitHub上で作成したのでローカルではpullを忘れずに。
私はSoucetree愛用者なのでSoucetreeであれこれやってます。

注意
GitHub上でymlを作った場合、ymlの中身をローカルで編集するとエラーを吐かれます(ブチギレられます)
なのでymlを編集するときはGitHub上で行いコミットしたらpullするようにしましょう。
最初からローカルで作る場合は試していないのでどうなるかわからないです。いつか試してみます、多分。
【追記】ローカルで作ったり編集したりしたymlをpushするにはGitHubで認証キーを作成しSoucetreeで設定しないといけませんでした。
ローカルで作業したい方はこちらご覧くださいませ(別の方が執筆した内容です)

おまけ
Actionsが正常に動作したかも気軽に確認したいですよね。
GitHubへいちいち見に行くのも面倒だし、サイトをひたすらリロードもちょっと…って感じ。
なので「Actionsの結果を通知してくれる」便利なActionsを追加します。
SlackやLINEもあるみたいですが、今回はDiscordへ通知をくれるActions Status Discordを導入します。

①通知をおくるDiscordサーバーのサーバー設定から連携サービス→ウェブフックを確認を選択。
「新しいウェブフック」ボタンを押すと下にウェブフックが追加されます。
追加されたウェブフックを選択し、名前を好きに決めチャンネルを通知を送りたいチャンネルに設定します。
そして「ウェブフックURLをコピー」を押してコピーしましょう。

②Actions secretsにName「DISCORD_WEBHOOK」でsecretsに先ほどコピーしたURLを貼り追加します。

③先程のymlに追記します。
- name: Push Call Discord
  uses: sarisia/actions-status-discord@v1
  if: always()
  env:
    DISCORD_WEBHOOK: ${{ secrets.DISCORD_WEBHOOK }}
  with:
    title: "タイトル"
    description: "共通説明"

with以下はDiscordに送る内容を好きに設定できます。
ドキュメントを見て欲しいものを入れると良いでしょう。

最終的なymlはこうなりました。
on:
  push:
    branches:           
      - main   
name: FTP Deploy and Push Discord
jobs:
  web-deploy:
      name: Deploy
      runs-on: ubuntu-latest
      steps:
      - name: Get latest code
        uses: actions/checkout@v2

      - name: Sync files
        uses: SamKirkland/FTP-Deploy-Action@4.3.2
        with:                                       
          server: ${{ secrets.FTP_SERVER }}     
          username: ${{ secrets.FTP_USERNAME }}
          password: ${{ secrets.FTP_PASSWORD }}
          local-dir: ローカルディレクトリ
          server-dir: サーバーディレクトリ
             
      - name: Push Call Discord
        uses: sarisia/actions-status-discord@v1
        if: always()
        env:
          DISCORD_WEBHOOK: ${{ secrets.DISCORD_WEBHOOK }}
        with:
         title: "タイトル"
         description: "簡易説明"


最後に
今回はGitHubを使用しましたが、BitbucketでもpipelineというActionsと同じような機能があるのでそちらでもできるみたいです。
また今回はFTPだけなので、FTPSやSFTPはまたちょっと記述が変わってきます。
ひとまずFTPでデプロイする場合はこちらのGitHubActionsを参考にしてみてください。

関連記事
GitHubActionsでサイト自動更新【WitchServer編】

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